ごめんなさいごめんなさい
本当はこんなことしたくなかった

何を言っても全部きれいごとにしかならない
天秤にかけて取ったのは最終的に自分のこと


「元気ですね」
最期の言葉が離れない


その瞬間、何を想ったんだろう
憎んだんだろうか、諦めたんだろうか

ずっとずっと期待させて、落胆させて、また期待させて
本当は私が一番守らなきゃいけないのに
最後にはあんな言葉をぶつけられて


それでも優しすぎて優しすぎて
本当は私が抱えるべきこと全部もっていってくれて
残ったのはこれっぽっちの痛み


ありがとう、ありがとう
本当は本当は逢いたかった

勝手でごめんなさい
ごめんなさい

何も無いフリをしろ

示される応えなんてもう分かってるんだ、口には出さないけれど
それなら嘘でも今を楽しんでそれが示された時全部忘れよう

覚悟を決めろ
答えが分かってる未来が来るんだ、何にでも備えられる
問題ない

楽しむだけ楽しんで時が来たら全部忘れるんだ

ねえ、神様
突然持ち上げてその気にさせたと思ったら
また後ろから突き落として無様にもがく様子見て楽しいですか？

そんなに嫌いならいっそ殺して下さい。
くるしいよ

知ってる
どれだけ愛情を注いでくれているかなんて、よく知ってる

でも自分は好きかどうかわからないの
情なのか愛情なのか
麻痺しててわからないの

心が弱ってるから
私の思い描く希望が何年経っても未だに見えないから

楽しいほうに楽しいほうに

つけこまれる

つけこまれる


ねえ、いつまで

いつだって私は安心できる道を歩きたいのに
自分の歩く一本道が導くのは今にも崩れそうな道

時には今にも紐の切れそうなつり橋がかかっていたり
道と呼べる道ですらなかったりする

そこから遥か遠くに見える綺麗で丈夫な道を笑顔で歩く人間を鬼のような形相で呪うんだ

都合のいいよう、好きなように使われて嬉しいわけがない。
いらない時はそういう態度取られて嬉しいわけがない。

めんどくさいな。

突然目の前が啓けた気がしたのに
やっぱりそれは「気」だっただけで
一時的に見れた淡い夢だった気がする。

何もかもが出来そうで、何もかもが出来なくて
誰かを見ては羨ましがって、自分には絶望する

早くこんな自分壊れてしまえと願ったり
壊してみようかと思う気持ちはたまに顔を見せたりして
治る、なんて淡い期待は持たない事だと忘れそうになるたび姿を現して脅される

誰が悪い？
何が悪い？

誰も悪くない？
何も悪くない？

私だってあれもこれもやりたい。
他の人が手に入れてる幸せを自分だって手に入れたい。


でもできない。
私のせいもあるのかもしれない。
でも私のせいじゃないって言いたいこともある。

でもそれを責めて何になるんだろう？
責めて何か変わる？何も変わんないよ。
何かが悪い方向に傾くだけだ。
それが分かってるからどんどんどんどん溜まる、溜まる


誰のせいにもしたくないし、何のせいでもない
何かのせいに出来るなら、全部社会のせいだなんて言ってやりたい
そんなわけないのもわかってる。
じゃあどこにぶつければいいのこのジレンマは。

精神不安定なら
病気なら
気分が優れなければ
自殺したい気分なら

人を傷つけたりする事を言ったって許されるのかい？

そんなわけあるか。


自分が言われた事を全てそれで蓋してそれを盾にして跳ね返して
それで相手を納得させられるならそれは凄い。

じゃあ私だって同じ返ししたって許されるんだよね？
その時にあなたは納得しますか？


人を傷つけておいて、そんなのを理由にするな。
傷つけられた人に対しても、その病気と向き合ってる人にも失礼だ。

病気で精神不安定で気分が優れなくて自殺したい気分なら自分に直す部分はないのか？
全部自分を守るためだけの嘘だろう？

もしそれを言われたとして。

「はい、分かりました。さようなら。」
って絶対別れてやるつもりが無い辺りが、私の性格の悪さ。

自慢でも思い上がりでもなんでもない。
けど、自分で「やりたい」とおもったことでしょっぱなでも「全くできない」ことがなかった。

だから子供が宿題で「まったくわからない」って言ってるのがわからない。

運動だって音楽だって勉強だって、世の中でいう「さっぱりダメ」といった状況におかれたことがない。

それが一番の不幸だったとおもう。

なまじできるから、それ以降が伸びない。
まず伸びてる実感がまったくわかない。
だからやる気も無くなる。
でもなまじできるプライドが捨てられない。
だから必死にしがみつく。

惨め。

何かを極めるなら、まったくダメって子の方が楽だと思うんだ。
なまじできるからこそ、全てが中途半端で極められない。

最大の幸運で最大の不幸

それだけが原動力になる時間もある
逆にそれ故に不安になることもある

状況が変わる前も、いい方向にかわるのは分かってても不安で
変わったら変わったでまた別の事が不安になる
きっと生きていくうえではずっとこれの繰り返しなんだろう

それでもいつか一緒にいられるって希望だけを持ち続けてその日を待つしか無い
その日に向かって生きるしかない
果たしてその日が本当にくるかは誰にも分からない

ただそれが2人の希望なら、それに向かうだけ。


心の中で何か不安を一言言っても、二言目にはすき。なんだよ。

期待を背負って旅立った探査機は流れ星になって空に消えた
最後の姿を沢山の人に見守られながら光を発して

灰も欠片も降り注ぐことはなく
形は微塵も残らなかった

沢山の人の中に残ったのは記憶
地上に託したのは希望のカプセル


最後の写真はまるで瞳を閉じるかのように
世界で一番綺麗で儚い最後の瞬き

あのひ　あのばしょ

あのときと　おなじルート


ふとあのソファーを見上げてもいるわけがない
本を広げながら笑って視線をかえしてくれたあの日がだぶる


いまは　こんなに　とおい。

毎日窓から今すぐ私が行きたい場所に走っていく列車が見える
飛び乗ってしまえたらいいのに。

無駄とは言わないけど得られるものも少ないね
直接2人に関わる事でもないのに虚しいとよく思う

私の言い方が悪いのも勿論あるけれど、嫌われるために口出ししてるみたい

私が大事にしたいのはそこでの2人の立場や関係より
プライベートの2人の立場や関係

ある種どうでもいい部分でプライベートの互いの見方を磨り減らせて互いにがっかりしたり幻滅したりするぐらいならいっそそんな部分に関わるのは止めようと思う


そんな部分で磨り減るのも幻滅するのも傷つくのも、お互いにバカらしいと思っているから。

みんな、今日を生きるのにそれぞれの理由で必死
自分だけ、自分ばっかり苦しくてって思ってしまいがちだけど

仕事しながら寂しくなりつつもゆったり好きな人のことを考えて
こうしてまだ好きな人のことを考えて幸せになったり出来る時間があるんだから
それだけ自分は幸せだ

情けないな
ただ自分が生き急いでること
それで何の責任も無い相手に本人が気にしてることを口にさせて謝らせて
何やってるんだろ…。

最後にあなたが隣にいて笑ってるならそれでいい